介護士の働き方

【介護職必見】認知症ケアの最前線!ユマニチュード入門【動画・研修あり】

こんにちは、現役介護士りょーま@Ryoma_Sugi)です。

私は学生時代から介護業界一筋で働いてきましたが、運悪く、

理想の介護を追いすぎて職員が毎月辞めていくグループホーム、

毎日0時近くまでサービス残業がある福祉用具の営業

と、2か所で超ブラック企業での勤務を経験

壮絶な転職活動を経て、現在土日祝休みで年間140日休日が取れるホワイト企業への転職を成功させることができました。

ブラック企業で疲弊している方、待遇が不満の方、職場の人間関係で悩んでいる方・・・たった1分の行動で現状を変えてみませんか?

 

 

 

りょーま
りょーま
今日は最近話題の認知症ケアの技法「ユマニチュード」を紹介します!

 

 

ユマニチュード技法とは?

「ユマニチュード」という言葉をご存知でしょうか?

先日にもNHKの番組で取り上げられた、認知症の方への対応として注目されている「知覚・感情・言語によるケア技法」です。

より分かりやすく表すと、「人間らしさを大切にしたコミュニケーション技術を用いる技法」です。

介護職として、認知症の方と信頼関係を構築していく中で上手くいかないことが多いのではないかと思います。私もグループホームで介護職をしていた時は毎日のように対応に悩んでいました・・・。

最近では、介護現場での高齢者虐待や要介護者からの暴力行為など少しずつ介護業界のニュースも目にするようになりましたが、日本の高齢者数は今後も増加していく一方で、いつだれが介護に携わる当事者になるかは分かりません。

今回は介護業務に携わる方はもちろん、これから介護に関わる方にも知っておいてほしいこの技術のポイントをユマニチュード入門編として分かりやすく説明していきたいと思います。

 

ユマニチュードの発祥

ユマニチュードとは、フランス語で「人間らしさ(Humanitude)」という意味で、

フランスで体育学の教師をしていたイヴ・ジネスト氏(写真)ロゼット・マレスコッティ氏により編み出されたケア技法のことです。

誕生までの経緯はこちらの本に詳しく記載されています。

 

認知症介護に携わる方は必読です。

 

家族の方にはこちらの本もおすすめ。

 

どんな効果があるのか?

介護現場では認知症の高齢の方を介護する場面が多々ありますが、コミュニケーションがうまく取れず、介護をする場面で腹が立ってくることもありますよね。

しかし、多くの場合認知症の方は介護をする人に嫌なことをしたくてしているわけではないと思います。

認知症の方々に人間らしく尊厳を持って対応する事で、認知症になると現れる短期記憶の低下などの中核症状ではなく、周辺症状(BPSD)と呼ばれる症状が緩和されると言われています。

具体的には、暴言や暴力、徘徊、幻覚、妄想、拒絶など介護を難しくするような症状が落ち着く効果が期待され、また、人間らしさを尊重することで認知症の進行も予防されるケースもあるみたいです。

 

ユマニチュードの4つのポイント

では、具体的にユマニチュードを実践するにはどのようにすればよいのでしょうか?

ユマニチュードの考え方のポイントは4つあります。

  1. 見る
  2. 話しかける
  3. 触れる
  4. 立つ

 

以上の4つのポイントを組み合わせながら関わりを持っていきます。

ユマニチュードの技法には150以上の介護技術があるようですが、いずれもこの4つを組み合わせて介護を行うため今回は明日からでもユマニチュードが行えるように各ポイントをご紹介していきますね。

1.見る

見ることのポイントは「視線の高さ」「見つめる時間」の2つのことに気を付けましょう。

相手を見るという事は「関心がある」という事の意思表示になります。

具体的には、車椅子やベッド上で過ごされている方に対してはのぞき込むことがないように、腰を落としたりして視線の高さを揃えることを意識します。

また会話の中で、きちんと目を見て0.5秒以上お互いの目を見つめあう機会を設けることがユマニチュードのポイントとされています。

 

2.話しかける

話しかける際のポイントは、ゆっくりと穏やかに話しかけることを意識することが大事です。

認知症の高齢者に話しかけるというと苦手に思う方もいるのではないでしょうか。話しかけることが苦手な場合には、今から介護を行うことを口に出して伝えるだけでも大丈夫です。

具体的には、入浴動作の介助の際など「今から背中を洗っていきますね」、「髪を洗うので目を閉じてみてください」など介護を行う前に必ず口に出して言うことをおすすめします。

会話のきっかけになることはもちろんですが、介護の前に言葉にしてもらうことで相手を安心させることができます。

 

3.触れる

ユマニチュードでは触れる際には、手のひらで優しく包み込むように触れる方法が推奨されています。

手を当てるだけと思われるかもしれませんが、実際に肌のふれあいには気持ちを和らげる効果を促進する作用があります。

最初から優しく包み込むのが難しいなと感じる場合には、例えば、相手の肩などに手を力を抜いてそっと置いておくなどの簡単な方法もあります。

 

4.立つ

ユマニチュードでは「立つ」ことを意識した介護が大切とされています。

立つことは、骨に加重をかけて骨粗しょう症を予防したり、筋力の低下を予防したり、肺など循環器系を活発化するなど、様々な生理的な効果があります。

また「立つ=目線の高さを変えること」は人間の尊厳と誇りを自覚する手段にもなります。

具体的にはベッドから起き上がってもらうことや、寝たきりの方でもギャッジアップやポジショニング、車椅子への移乗など視線の高さを変える機会を大切にします。

 

動画で見る「ユマニチュード」

開発者本人が解説をしている動画がありましたので紹介をさせて頂きます。

 

  • 解説

イヴ・ジネスト(ジネスト・マレスコッティ研究所長)

本田美和子(独立行政法人 国立病院機構 東京医療センター 総合内科医長 / ジネスト・マレスコッティ研究所 日本支部 代表)

  • 製作・著作

独立行政法人 国立病院機構 東京医療センター 高齢者ケア研究室

 

ユマニチュード研修

もっと深く学んでみたいという方は専門的な研修もあります。

「株式会社エクサウィザーズ」という法人が、日本国内で唯一、正規のユマニチュード研修を企画・運営しています。

興味がある方は受講してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

まとめ

ユマニチュードは認知症の方の介護技術として紹介されていますが、名前の通り、人間として相手のことを尊重するという介護の基本的な概念を行動に落とし込んだ技術だと思いました。

 

すぐにできる!ユマニチュードの行動
  • 相手の目を見ましょう
  • ゆっくり穏やかに話しかけましょう
  • 手のひらで優しく包み込むように触れましょう
  • 立つことを意識した介護をしましょう

 

上記でご紹介した4つのポイントは、介護の現場でユマニチュードで取り入れることができる場面を見つけ、実践してみてください。

最後までお読み頂きありがとうございました!